一月は本当に大変な日々が続きました。皆様にお越し下さいとも言えず、ただ店でお待ちするだけでした。今にも落ちて来そうな灰色の空に向かって恨み辛みを言っても、かえって自分が惨めになります。冬はやっぱり好きになれません。あと少し我慢すれば春が来ます。皆さん、あと少しですよ。
ちょっと愚痴ってしまいました。
先日、いつも行く美容院に行った時の話です。美容院?そうです。この頭、美容院のカットです。
笑わないで下さい。いつもはそこの店長?社長?にカットをして頂いております。普通の方は前もって予約を入れてから行くと思いますが、私の場合その日の朝とか日中に突然「今日、カットできる?」と電話をし、空いていたら「じゃ~行くね」、空いていなかったら「じゃ~また後日」と言う具合で、気分で連絡を取っております。その日も電話を入れたら社長が不在。「私で良ければ」との女性の声、先月もそうだったのですが今月も社長不在。「いいですよ。お願いします。」と答え直ぐに向かいました。
今、頭の中は10月に行う「創業50周年記念販売会」でいっぱいです。
この記念販売会に協力して頂くところを考え、お願い先を絞り、9月に入り直ぐに交渉をして8社の協力を得ることが出来、同封の「わのわ通信」に発表することが出来ました。そして素晴らしい商品を皆様にお披露目する機会を得ました。メインの野々花染工房の作品・きくちいまさんオリジナルのスカラの作品、みんな素晴らしいです。
先月のひとり言では、後悔と市場の売上の急降下の現状をお話し致しました。
きもの業界は、私が就職する数年前くらいが最高の売上だったそうです。
その後は、ジワジワと右肩下がりの状態が今日まで続いております。そんな中、全国チェーンの小売店と大展示場での展示販売会が主流となり、華やかな販売合戦が繰り広げられ、既存の小売店並びに私たち地方問屋の生き残りを掛けた戦いが始まりました。
今年7月29日で、わのわ(有限会社 北越)は創業50年を迎えました。
私の父(故・小林正信)は私が中学1年の時まで市内の総合繊維問屋に勤務するサラリーマンでした。1968年(昭和43年)に理由あって株式会社 北越の社長に就任し、その後を私が継ぎ今日に至っております。
11月23日(木)・勤労感謝の日に前進座の“たいこどんどん”を観に行きませんか?
そもそも前進座とは、1931年(昭和6年)に創立されて以来、歌舞伎から現代劇まで多彩な活動を続けている劇団です。私もNPO法人きものを着る習慣をつくる協議会の仲間と10年くらい前から毎年1月に京都・南座に掛かる演目を何度か観に行っておりました。そのときは特典として舞台終了後、NPOの会員だけが南座の舞台に上がり演技を終えたばかりの役者さんと一緒に写真を撮ったりしました。
5月は東京・立川と札幌へ卸しの仕事で出張に行って来ました。立川は今年で7年目です。札幌は仕事では初めてでした。
仕事で楽しみといえば夜の自由時間。私は食べるにしても飲むにしても地元のお店を探して入るのが好きです。7年目の立川は、行き慣れた店もでき「去年も今頃来ましたよね?」と声を掛けてくれる店もできました。そうなると帰りに「来年も来るね。」と言って店を出ます。些細ですが、気持ちは楽しくなります。
今月23日に岩手県陸前高田市の普門寺に行き
2月19日に行った講演会の中で多くの皆様からご寄付を頂いた「ねがい桜」の奉納を普門寺・熊谷光洋住職の読経で無事、済ませて参りました。
3月27日・28日と京都に行って来ました。
目的は今年の小千谷ちぢみや夏物のきものに合わせる麻の帯地と麻の襦袢地生地に墨流しの染出しをお願いに、㈱薗部染工の薗部正典さんに会う為です。