20171101

先日、いつも行く美容院に行った時の話です。美容院?そうです。この頭、美容院のカットです。

笑わないで下さい。

いつもはそこの店長?社長?にカットをして頂いております。普通の方は前もって予約を入れてから行くと思いますが、私の場合その日の朝とか日中に突然「今日、カットできる?」と電話をし、空いていたら「じゃ~行くね」、空いていなかったら「じゃ~また後日」と言う具合で、気分で連絡を取っております。その日も電話を入れたら社長が不在。「私で良ければ」との女性の声、先月もそうだったのですが今月も社長不在。「いいですよ。お願いします。」と答え直ぐに向かいました。

 美容院に着き、まずはシャンプーです。このシャンプーが気持ち良くて、出来る事なら毎日通いたいくらいです。美容院は仰向けにイスが倒れ、顔にハンカチを掛けられシャンプーをします。シャンプーのときもカットのときも、だいたい眠ってしまう私ですが、その時 フッとあることが頭をよぎりました。還暦を過ぎた男の頭を若い女性が触り、一生懸命シャンプーをしてくれる。そして薄くなった髪を一生懸命すくい上げカットしてくれる。これって加齢の漂う男にとっては夢心地の思いです。

 何で今までこの感激に気づかなかったのだろうか?と思う今日この頃です。少し変ですか?

 感激を頂きました。先月、私の勝手で「創業50周年販売会」を行いました。普通なら創業50周年といえば、祝賀会や記念講演などを思われる方が大半だと思います。販売会などとは手前勝手なお誘いにもかかわらず多くの皆様にご来場賜りました事、心より感謝と御礼申し上げます。

 今月は「越後染物語」と題して、主に十日町の染物をご紹介させて頂きます。ご紹介にあたりまして一言。

 今年3月の話ですが、東京・両国で米沢の全織元が参加した催事に行った時のことです。会場で懐かしい人に会いました。木村かつみさんです。木村さんとは10数年前にお会いしたきりで、本当に久しぶりのことでした。それ以前は毎年のように、きものアドバイザーとして柏崎に来て頂いておりました。木村さんに創業50周年の話をし、何か紹介するものは無いかと尋ねたら、新潟には染物の産地、十日町があるのだから、記念催事に十日町の染物を中心にお客様に紹介したらいいのにとの提案、そしたら私も久しぶりの柏崎に行けるし、わのわさんのお客様にお会い出来るし、楽しみとの事でした。

 私も地産地消を言い続け、越後の織物には継続的にご提案をしてきましたが、染物に関してまでは行き届かなかったと反省しております。木村さんのご提案に従い、今回紹介させて頂きます。木村さんは、全国屈指のきものアドバイザーです。特に江戸の粋な着こなしに関しては天下一品で、染物に関する知識も凄いです。木村さんを御存じの方は久しぶりの再会で、きもの談義に花を咲かせて下さい。初めてお会いする方は、きものに関して解らないことや疑問に思っていることがありましたら、この機会に御質問下さい。

 そしてもう一人頼もしい助っ人、十日町・雪布庵の越村正巳さん。十日町の染物・織物に関して解らないことが無い方です。木村さんは2日間(9日~10日)・越村さんは全日店に居りますのでお越し下さいませ。心よりお待ち申し上げております。

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