朝7時30分からのNHKの連続もの、そして8時からの情報番組を家を出るまで見ています。
数日前その番組の中で、今の恋愛事情について言い合っていました。その受けとめ方はいろいろあると思います。ここからは私のひとり言ですので聞き流して下さい。
私は、31歳で結婚をしました。その頃は早いとは言えずどちらかと言えば遅い方に入ると思います。したがって、事あるごとに親戚や友達、仕事関係者などからまだか?まだか?と言われました。そして結婚すると、またまだか?まだか?です。今度は子供のことです。一人授かっても次はまだか?まだか?と言われました。きっと当時はそのようなことは当たり前だったのでしょう。
そしてまだか?まだか?に逆らうことなく過ごしてきました。私たちの頃は、結婚は個人と個人の関係でだけではなく家と家の関わりが加えられました。最初に長男が出来た時には、親戚、仕事関係者から良かった!良かった!の声です。これは跡取りが出来て良かったと言うことと次の代が繋がった良かったです。
テレビの話に戻りますが、今の恋愛事情は私たちの頃とは大きく変わって来たようです。出会いがなければ恋愛にはなりませんが、恋愛に至らない若者の多いことにビックリ!結婚願望の低さにもビックリ!ひと口には言えませんが、経済面、子育てなど将来への不安が大きな要因だと思います。そして私たちの頃は、家と家の関わりもありました。テレビでは家と家の関わりは全く無く、恋愛は個人と個人の関わりだとはっきり言っています。そうなのかもしれません。
マッチングアプリで相手を探す時代です。仲介役はパソコン・スマートフォンです。昔は仲人がいて個人、個人というよりも家と家を結んでいました。私たちの頃はその風習があり頼まれ仲人を立てなければ結婚式が行われなかった時です。それから間もなく仲人が姿を消し今は影も形もありません。
私が結婚したころは、仲人、叔母・母は皆黒留袖を着て出席していました。今、仲人さんはいなく、叔母さんたちも着ていません。両家の母親だけが着ています。それもあとどのくらい続くか・・・長くは無いでしょう。私が教わったのは黒留袖・黒紋付きについている紋は家を代表してその場に出席している証しだと聞いていました。一つ紋は家、三つ紋は親戚代表、五つ紋は先祖代々の代表、よって黒留袖・黒紋付きは、格の高いお召しものと聞いておりました。
今は格などあるように思えません。レンタルの意味もない紋を付けて家の代表という態度で出席されています。きっと近い将来一般家庭ではこの きものは姿を消すことでしょう。
皆さんは自分の家の紋(実家・嫁ぎ先)を言えますか?この機会にせっかくですから、確かめてみませんか?それがこれから役に立つかどうかは分かりませんが、知っておいて損はないと思います。