20190801

今回は、新生“わのわ”についてお話させて頂きます。

わのわ通信や葉書でお伝え致しましたように7月21日を持ちまして、雑貨の販売を終了させて頂きました。

 内輪の話で申し訳御座いませんが、雑貨販売の採算が合わず在庫負担が以前より気になっておりました。雑貨販売終了を惜しむ声もありましたが、決断をさせて頂きました。長い間ご愛顧頂きまして誠にありがとうございました。

 “わのわ通信”では7月号のおしらせに載せなければいけなかったのですが、7月28日(日)に店内を少し模様替え致しまして新生“わのわ”をスタートさせて頂きます。今までの雑貨のスペースは、普段はお越し頂きました皆様のくつろぎの場所とさせて頂き、コーヒーでも飲みながら世間話をして頂きたいと思っております。ある時は、“わのわ”がきものに関らず自信を持ってご提案できる商品の発表の場所とさせて頂きます。奥の畳のスペースは、今まで通り、きものの展示・販売です。

 あまり変わらないのではと思われる方も多いかと思いますが、目に見えないところでの変化を重視させて頂こうと思っております。“わのわ通信”に関しても、フォンジェストリート棟からこちらに移る際に400部近かった発送を、しばらくお会いしてないお客様に継読の是非を問い合わせたところ半分以上の方が不要との事でこちらに移ってから150部前後で推移して来ました。

そして昨年暮れから年明けにかけて似たようなご案内をさせて頂き、4月からは70部半ばの発送となっております。目に見えないところの変化とは、大変失礼な言い方では御座いますが、“わのわ通信”の推移が示す通り、お客様の輪を小さくさせて頂き、その中でお一人お一人のお付合いをより深いものにしていきたいと思っております。輪が小さくなることにより小回りも効き、より一層のきもの好きのお手伝いが出来ると思います。

 きものを取巻く環境は大変厳しいものが御座います。しばらくすると見られなくなる技術、それにより幻の商品が出てきます。それらの技術やそこから生まれる商品を、実際に現場に出向いて自分の目で見る工房見学や希少価値の商品を店内で見て頂く機会を充実させて行きたいと思っております。

 また、きものとグルメを楽しむ旅行を計画したり観劇などに行き、きものを着る機会をご提案させて頂こうと思っております。皆様のご希望やご意見をお寄せくださいませ。

 新生“わのわ”は変わります。

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