中越沖地震10年という節目に何か行動をという思いで、東日本大震災後から大変お世話になっております岩手県陸前高田市普門寺の熊谷光洋住職に講演をお願いに参りますと、ご住職は東日本大震災で亡くなられた方々の今年は七回忌、これも何かの縁と快くお引き受け下さいました。
“NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会”中塚一雄理事長(円 純庵)からもこの講演に賛同してもらい、この日の為に円純庵作詞・黒田真里慧作曲の“「2つの海」6000日に祈り”という歌を作って頂きました。
私の気まぐれで始まったこの企画、思った以上に大きなものとなりました。講演を多くの方々に知って頂くための呼びかけ、会場の設営、歌を作って頂いたのでその歌を歌って頂く方を探すなど、私たち二人だけではどうすることも出来なくなって参りました。
そんな時、一人また一人とお手伝いして下さる方が手を挙げて下さいました。一番大事な講演を聞きに来る方を一生懸命勧誘して下さる方、歌のためのピアノを手配して下さる方、歌を歌って下さった中林春奈さんを紹介下さり、歌指導までお手伝い下さった方、講演会の司会をお願いすると快く引き受けて下さった方、講演当日朝早くから会場の設営・終了後の撤去をお手伝い下さった方々、本当に多くの方々のお力をお借りして無事講演を終わることが出来ました。本当にありがとうございました。
この講演を終え、改めて一人では何にも出来ないことを知りました。そして人と人との繋がりで大きな思いが現実になり得ることも知りました。わのわのお客様は、いろんな才能・特技・知識をお持ちの方多いです。わのわ繋がりで思っていること、やってみたいことをお手伝いできるかもしれません。そんな会話ができる店になれたらいいなと思っております。
また、ご協力頂きました「ねがい桜」は、4月23日に陸前高田市の普門寺へ奉納して参ります。
重ねて御礼申し上げます。