1年の時間は長くもならず短くもならず70年間いっしょのはずなのに年を重ねると過ぎる時間が早く感じるのはなぜなのでしょうか?今年もあっという間に過ぎた感じが致します。
以前に中学の同期会の話をしましたが、今日は11月に行った高校の同期会の話です。以前からやれよと言われていたのですが気が進まず、コロナが終息したらと先延ばしにしておりました。さすがにここまで来たら言い逃れもできず、しかも今年は古稀という節目の年。一緒にやろうと言っていた友に相談をし、急遽やることとなったのが9月に入ってからの話です。時間もなく呼びかけは携帯電話で一人一人、知っている者が連絡を取り合って伝達を広めて勧誘することにしました。おのずと連絡範囲は限られますが、いかんせん時間がないことを言い訳に行ったため、思っていた通り一番の苦情はもっと早く連絡しろと言うことでした。
にもかかわらず強行に決行をした結果集まったのは15名、内女性が一人。この一人の女性が結果的には無くてはならない人となったのです。会場は越後湯沢のホテルで、申し込み時に宴会コースのご予約は15名以上となりますと言われ、その時ホテル側には20名くらいは集まると思いますと言い、そのくらいは集まると思っていたのですが、思いは届かずギリギリ15名。そして女性が一人。一人と知ったらキャンセルの可能性もありと考え、友と相談して当日まで黙っていようかと企もうとしたのですが、さすがに心が咎め、正直に話したところ勇気ある決断を頂戴し、出席して頂きました。本当に感謝です。
たった15名の少ない同期会でしたが、50年ぶりに会う友や高校時代一言も言葉を交わしたことがなかった友、卒業当初は頻繁に会っていたのに数十年ぶりに会う友、最初は皆遠慮がちに会話の弾みが悪かったのですがアルコールが入り、時が経つにつれ今の姿から50年前は髪の毛があったとか以前の体系を言い合ったりし、いつの間にか話の中身が高校時代に戻った雰囲気となり、和気藹々の会でした。女性が一人だった彼女も会に参加するのは初めてで、大半は卒業以来初めて会う友ばかりで、参加して良かったとのこと。その言葉にホッと胸をなでおろしました。
会も進む中、誰ともなくまたやろうと声が上がり、一人が10年後に会おうと言い出し一人がこの中で出てこられるのは何人いるんだと言い、本当に自分らの年を忘れてしまった瞬間でした。結果、出来る限り毎年会うようにと早速来年の幹事を決めお開きとなりました。
6月に行った中学の同期会は29人今回が15人、いずれも二百数十人はいたはずの同期生。集まったのはほんの一部ですが私にとっては懐かしく楽しい時と、時の流れが恐ろしくも感じられた時でした。いずれも来年また一部の仲間に会えそうです。
その時を楽しみに毎日を過ごしたいと思っています。