20240701

6月13日に中学の同期会がありました。

38歳の時に第一回の同期会を行い、今回で7回目。初回に集まった時がちょうどオリンピックが開催されてた時で、誰が言い出したかは定かではないですが、次回は4年後のオリンピックの年に、が、いつの間にか恒例となり、4年毎に行ってきました。ただ先回はコロナということで行わず、8年ぶりの同期会でした。

 第一回から幹事をさせて頂き、今回の古希を期に最後の同期会にしようと10人の幹事で決め、最後を強調し参加者を募ったのですが、過去最少の集まりとなりました。会を重ねるごとに人数は減っていったのです。最後ということでちょっと盛り上がるのではと期待も少しありましたが250人位いたと思う同期生が集まったのは29人。少なすぎて盛り上りに欠けるのではないかと心配をしておりましたが、要らぬ心配。8年ぶりかそれ以上の年月を経ての再会は、老け具合も一段と加速し若き日の面影も薄れて来たと感じておりましたが、そこは同期。55年の時はすぐに消え去り楽しく時間は流れました。

 会の終わりに最後の同期会をビシッと締めろと言われ壇にたったのですが、脳裏に8年ぶりに会い、たった2時間という短い時間の中で心解け和気藹々となれるのはこの時の仲間だと思った瞬間、終りにしたくないと思い「ビシッと締めれない」と声に出してしまい、会場が静まり、その後は何を言ったかあまり覚えていないのですが、声が掛かったのか自分が言ったのか定かではないのですが、一番遠方の参加者の地、京都・宇治で来年会おう言い、壇を降りました。

時間が無いのです。病を乗り越えた者、病と闘っている者、この会の話題の多くは病の話と先の無い話。私は4年という時は待てない、来年の再開も危ういかも知れないと思うとこれからは毎年仲間に会いたい、これから先何回会えるのだろうかとふと考えてしまいます。

 今年は高校の同期会の開催の声も出ております。前回の集まりから何十年たったのかも忘れるくらいです。こちらも最後の会だと思っておりますし、最後だから会いたいという声が聞こえてきます。困ったことに時が経ち過ぎデータが無いのです。仲間から仲間へと糸を手繰り寄せるように集めて行こうと何人かで話し合っているところです。そして楽しい懐かしい時間が訪れることを願っています。

 これって心の終活のような気がします。10年前は考えもしなかったことです。70歳古希はちょっと違います。心は過去の懐かしみが大半を占め、先の短さを心身ともに感じ寂しく思う時もありますが、先の短さも感じず、今まで以上にまだ訪れていない地に行き美味しいものを食べ歩きたいと思う私もいます。以前は70歳で商売は止めと思っておりましたが、ボケないよう、病に負けず病と共に歩み、もう少し皆様のお力をお借りしてやっと好きになりかけた商いを続けて行こうと思っています。

 皆様、古希を迎えた私ですが、私、そしてわのわを末永く宜しくお願い致します。

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