最初は得体の知れない新型コロナウイルスに恐怖しか考えられない日々が続いておりました。私たちはただ言われるままに手洗いうがいをし、外出時にマスクをして三密を避ける生活をして来ました。この生活がどのくらい続くのかと不安に思っておりました。
人類は偉大です。
一年も経たない短い時間にワクチンを作り、昨年末より接種が始まりました。我が国も2月中旬より始まりました。これで一安心とは思っておりませんが、今まではコロナに掛からないための防御しかできなかった生活から抜け出すことが出来るかもしれません。明るい兆が少し見えてきたような気がします。
この3月11日で東日本大震災から10年を迎えます。震災の1年後に岩手県陸前高田市を訪れ、1年を経過したというのに昨日の出来事のように爪痕が残っている被災地を見て、言葉も出ずその場に立ちすくんでしまったことを思いだしました。
その時、抱えていた紬の反物二反。この反物は陸前高田で津波によって流された松の皮で染め上げた物です。その反物は「松染」と称して全国に販売され、私に数え切れない人との出会いをつくってくれました。昨年は新型コロナウイルス、一昨年は仕事の都合でここ2年陸前高田に伺っておりません。今年は節目の年、皆さんに会いに行きたいと思っております。
世界を驚愕させた新型コロナウイルス、今も続いています。それは私が生きて行くための商いに大きな影響を及ぼしています。諦めてしまえば、生計が成り行かず終わってしまいます。今、私は生き残りを掛けて進むべき道を模索しています。私だけでなくこの見えない敵にみんな諦めず、前へと向かって頑張っています。
必ず終息は来ます。
誰か、私を進むべき道へと導いて下さい。宜しくお願い致します。
これこそ本当に私のひとり言です。どうか読み流して下さい。