20240301

2月の初旬に新潟のデパートに二人で行き、

買い回りをした後に今晩のおかずを買おうと地下の食品売り場に行った時のことです。

果物売場で美味しそうなリンゴを見つけ、どれにしようかと見回していると、そこに店員さんがリンゴの補充に来たので、カゴ盛と一個売りは物が違うんですか?と伺うと一緒ですとの返答。

一個売りだと一個300円を超えるリンゴがカゴ盛は4個で1000円ちょっとで買えてお得。そこでどれにしようかと眺め、一個のカゴを指差し、カゴの中の一個のリンゴに向かって、この一個がもう少し赤いといいのにと呟くと、聞きつけた店員さんがそっと補充の中から赤いリンゴを取り出し、指差したリンゴと取り換えてくれたのです。「ありがとう」と言い、何となく得をしたような気分になり、そのリンゴを食べるのが楽しみとなる帰路でした。

味が同じならどれでもいいのですけど、チョッとした気遣いで気分も変わるものです。行ったらまた地下に行きたいと思ってしまいます。単純!

昨年の12月からこの2月の間に京都へ2回、東京へ4回行く機会がありました。
行くたびに思ったことは、インバウンドの復活です。マスコミなどでも盛んに言っていますが、あまり感じてはいませんでした。ところが行ってみるとコロナ前に戻った実感があります。移動は新幹線でしたが東京・京都間は日本人より外国人観光客が多く、日本語はあまり聞こえてきません。上越新幹線も東京・越後湯沢間は別世界で、越後湯沢を過ぎると日本に戻った気分になります。逆に長岡から越後湯沢までは静か。越後湯沢からインバウンドが攻めて来ます。

今、マスコミが毎日欠かさず報じるのが、大谷翔平とインバウンドの話題です。日本各地に押し寄せているインバウンドの波。以前と違い大都市だけでなく地方にも多くの人が押し寄せているようです。私の住む地はあまり感じませんが、地方の一部はインバウンド景気で良いようですね。

ちょっと小耳に挟んだんですが、最近東京で思うようにホテルが取れないんですという話。
その筋に詳しい方が言うには、部屋の掃除をする人手が無く、部屋は空いているのに掃除が出来なくて、客を取れなくて困っているホテルがあるのだそうです。ドライバーの世界、建築業界でもと人出不足の業界が増えて来ているようです。

若い働き手が地方からどんどん都会に出て行き、地方は増々高齢化が進むのではないでしょうか?
この地に残された私達はどうなるのでしょうか?

わのわ ちぢみ屋正兵衛のひとり言

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